日本の憲法だいじょうぶ?

もっと子ども達に社会に眼を向けてもらいたい・・と願って起こした文塾も、いよいよ6年目です。これまで応援して頂いた皆様に感謝を申し上げたいと思います。
塾生たちは今日も明るく勉強に打ち込んでいます。みんな何で自分が勉強をするのか、その目的をよく認識しています。
しかし、最近の社会の様子を見ていると、必ずしも若いみんなにとって明るい未来が開けているとは、どうも思えないような状況になってきているような気がします。
戦後の私たちの平和と繁栄を陰で支えてきた、日本社会の土台ともいえる憲法の行方が、だんだん怪しくなってきたのです。
もともと憲法の平和理念(9条)を根本から変えたがっていた今の政権は、国民の意志が固く、改憲は困難であるとみたのでしょう。自衛隊を他国の要請に答えて出動させ、戦闘行為を可能にさせる決定を、憲法解釈だけ変えて、閣内合意で行えるようにしようとしています。集団的自衛権公使容認問題ですね。
きっと米国の強い要請を断りきれなくなった、という面も大きいのでしょう(財政的にも世論の動向からも米国は以前のように気軽に軍隊を送ることができなくなっています)。
しかし、売られてもいない喧嘩をわざわざ買って出るような極めて危険な決定を、閣内判断だけでOKにするような政策は、なかなか承服し難いことです。このままではいくらでも拡大解釈され、自衛隊は米軍の代わりにウクライナでもイラクでも、何処へでも行って戦争をさせられるかもしれません。
政府は自衛目的のためだけに限られると云っていますが、近代以降およそ自国の防衛目的以外でなされた戦争などというものは一度もありません。あのヴェトナム戦争介入時でさえ、米国は、「共産主義の脅威から自国を守るため」といって始めていました。
二回の世界大戦も「集団的自衛」要因から勃発した、ということを思い出して欲しいと思います。
そして、なによりも平和理念を正面に掲げる日本国憲法が、このまま「絵に描いたモチ」になってしまうことに大きな危機感を感じます。
これから私たちは、一体何といって子どもたちに憲法について教えたらよいのでしょう。
「9条は、お飾りの一種です」なんてとても云えません。

塾長 の紹介

1957年東京生まれ。1981年早稲田大学第二文学部卒業。 医学雑誌編集記者、技術系出版社を経て、1991年より学習塾「自由学舎」(東京都目黒区)の専任講師。2008年新聞記事を題材に作文をする塾「文塾」を立川市に開設。 小・中・高校・大学受験の指導だけでなく、不登校児の学習支援や野外活動指導員としての実績を持つ。
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