就活もお母さんといっしょ!

就職活動も親子で助け合う時代だそうです。履歴書も半分親が書いている。かなりの大学が親向けの就職活動説明会を開いています。なんと六割以上の親が子供の就職活動に進んで手助けしているそうです。なんで親がここまでヒートアップしているのか?

帝国データバンクの調査によると、来年(2011)春の新卒者を採用する予定のない会社が47.5%(上位2100社)もあります。こりゃあ、てーへんだぁ!

グローバル化が進み、社会がみるみる変わる中、子どもを取り巻く教育環境だけがここ数十年間、何も変わっていません。家庭でも相変わらず子どもは温室の中で、それが学校卒業時まで続いています。彼らは一様に社会に無関心のままです。

そしてついに、就職先まで親が何とかしなければならない時代が来てしまいました。

過去を振り返れば、私の時だって文学部出の学生を好んで採る企業なんてありませんでした。しかし親に就活を手助けしてもらうなんて、そもそもそんな発想そのものがなかった。なにもかも親任せの時代ということでしょうか?

(そういえば、毎月お母さんから「1500万円の子ども手当」を貰っている人がいましたっけ・・)

今、企業が若者に一番求めている能力、とはいったい何なんでしょうか?

それは、「普通の世間話が、知らない人とでもきる能力」なんだそうです。
要するに普通に常識があり、他者を受け入れて、世間話ができればそれでよろしい・・・ということだそうです。昨今の若者が、如何に社会常識に疎く、コミュニケーション能力が乏しいか・・・ということの裏返しですね。
こんなことは学校でも塾でも教えてくれません。そして、何でもかんでも親が世話を焼いている家庭出の(つまり常識が乏しく、自分で決められず、自分で行動できない)若者は、「日本の企業ではお断りだっ!」・・てことです。

これは大学に入ってから教育し直したって遅すぎます。

部屋に入ってきても、まともな挨拶ひとつ出来ないような子どもは、やはりダメでしょう。

塾長 の紹介

1957年東京生まれ。1981年早稲田大学第二文学部卒業。 医学雑誌編集記者、技術系出版社を経て、1991年より学習塾「自由学舎」(東京都目黒区)の専任講師。2008年新聞記事を題材に作文をする塾「文塾」を立川市に開設。 小・中・高校・大学受験の指導だけでなく、不登校児の学習支援や野外活動指導員としての実績を持つ。
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就活もお母さんといっしょ! への1件のフィードバック

  1. 石和敏 のコメント:

    ブログのタイトルに「中国の少子化政策の弊害」と同じ現象が日本でも起きているのかと興味を持って読ませて頂きました。「親はどこまで就活にかかわるか」というようなタイトルの本も増えているようです。そのひとつ、今週の週間東洋経済にも中央公論から先月発売された「就活は子どもに任せるな」の書評が出ており、「また過保護奨励か」と思いつつ書店で見てみました。ところがこの本はタイトルから受ける内容と全く違っており、就職できないのは中高生の頃から準備をすべきで、それをしてこなかった親の責任を自覚させる内容でした。このブログで指摘されていることも随所に出てきます。
    テレビなどのコメンテーターや就活本からは聞かれない的を得た話に、目からウロコの落ちる思いがしました。

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